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2019年09月09日 (Mon)
文字や言葉に対して人よりも少しこだわりがある性質だという自覚はある。
会話中でも相手の言葉についていちいち「それ、◯◯ね」とツッコんでしまうw
ちょっと面倒くさいと思われているに違いないw
昔から言葉への違和感をさら~っと流せないことが多い。

・誤字脱字
近ごろの出版物に対して、誤字脱字が増えているなあと感じる。
昨日読んだ本にも、一昨日読んだ本にも、1ヶ所ずつあった。
どうしてだろうなあ。
誰も確認せんのかなあ。
たとえ1ヶ所でもそういう部分があると、盛り上がった気持ちがすーっとさめてしまう。
せっかく面白い内容でも「あー…」となる。
ものを書くことを生業としているなら、そこは手を抜かないでほしいなと思う。
私はできる限り新刊で買うようにしているから。
読者としての義務というか、努力というか。
出版業界が廃れてしまわないように、作家にきちんとお金が入るように。
とまで言うと言い過ぎかw

長い不況のせいで「OKであることを確認する」という工程が蔑ろにされてきたような。
指差し確認的な動作はしていても、単なるポーズになっているというか。
指を差すことが目的になっていて、指を差した先の安全確認が抜け落ちているというか。
だから、「こんな動作は意味ないでしょ」と廃止してしまっているような。

誤字脱字それ自体は小さなことかもしれないけど、こういう小さなことの積み重ねが「よい製品」の基になる。

「より良いモノをより安価で」も「それなりのモノをそれなりの価格で」も正しい。
「より良いモノを安すぎる価格で」は間違っている。
何でもかんでも買い叩くのは、消費者として反省せにゃならんと思う今日この頃。

いつも大風呂敷を広げるだけで、まったく畳まずに終わるw


・感動
「人に感動を与えたい」に毎度毎度ものすごい違和感を感じる。
人が何かに感じ入って心を動かされるかどうか、それはその人の心次第。
何かを提供する側にコントロール権はない。
スポーツ選手が口にすることが多いけど、監督とかコーチとかも同じ事を言ってるのかな。
何かにひたむきに取り組んでいる姿を美しいと思い、そこに心を動かされるものなんじゃないかねえ。
ま、いいけど。
そこまで深く考えて言葉を発しているとは思えないから。
ただ、毎度毎度ものすごい違和感を感じるだけ。
これからもずーーーーーっと違和感を感じ続けるだろうなあ。
いつか日本語としてこの言い回しを是とする日がやって来るかも知れんけど、私が慣れることはないだろうなあ。


・「いなく、」
先日N◯Kのニュースで「◯◯されていなく、▽▽でした云々」とアナウンサーが言っていて、「なぬ?!」となった。
「◯◯されておらず」ではないのか?!
ニュース原稿にもそんな事態が起こっているとは…。
たいそう驚いた。

ネット上の記事にはそういう表現が多々あった。
けど、ネットの文章はきちんと校正されていないんだろうなあ…くらいに思っていた。
10年ほど前にWeb関連の仕事をしていたときにもそうだったから。
Webの知識はあるけど日本語の能力はアレな感じの人たちが、日々いろんなサイトを運営していた。
いちいちモヤモヤしていたら仕事が進まんので、全力でスルーしていたが。
あの頃は辛うじて謎の文章がアップされることは避けられていたんじゃないかと思う。
最近ちらほら見かけるのは「原文ママ」とかいう表記。
当時から「これママ掲載ね!」「はい!」とかいうやりとりが交わされていた。
メモにもそういう表記を使っていた。
ただ、「これは原文のままサイトに掲載してね」という業界用語というか、省略語というか、そんな感じの使われ方で、決して公に使うものではなかった。
ところが、10年過ぎたらその表現があたかも共通語であるかのような扱いになっていて驚いた。
どうして「原文のまま掲載しています」とか、そういう表記にしないんだろうねえ。
気になるわあ。
チョーモヤる。←こんなのもそのうち標準的な表現として認知されるようになるんだろうかw

脱線したw

「いなく」がモヤるのは、表現として不完全だと感じるからだろうなあ。
「いる」の否定形で「いない」を使い、そのあとに続く文章が並列的な内容の場合、接続語を足して「いなくて」という表現になる。
ただ、これだと砕けた印象になる。
友達同士で会話する時には有用だろうけど、ニュース番組で読み上げるのにはふさわしくないと感じる。
「いる」ではなく「おる」の連用中止形「おらず」を使うのが最もしっくりくる。
「◯◯しておらず、▽▽でした云々」となれば違和感なし。
「いなく、」が広く使われるようになって「おらず、」が廃れたら嫌だなあ。
そんな本、読みたくねえーーーー。


・漢字を使いたがり助詞を省略したがる
うちの部署に限ったことではないと思うけど、開発の人たちは日本語がアレなことが多い。
文系バカより理系バカの方がましだとは思う。
何かを議論するときにきちんと検証したデータを準備するという意味では。
でも、理系バカの文章はひどい。
3階の窓から逆さづりにしてやろうかと思うほどにひどい。
プレゼン用の資料はまだいい。
データを図表にして視覚的に訴えることができるから。
部品の取付方法や、製品の取扱説明書の草案をやつらに考えさせるとろくなことにならない。
難解な漢字と専門用語を使いたがり、やたらと助詞を省きたがり、やたらと文節を長くしたがる。
なぜなんだ。
毎回毎回どえらい勢いで添削する私の身にもなれ。
見事に真っ赤。
かっこいい表現になるような漢字ない?とか寝言は寝て言えっつーんだ。
「◯◯改良の為穴加工追加」とか、どこがかっこいい表現なのか。
「◯◯の改良により穴加工を追加」の方がよほどスッキリするではないか。

私の勤め先が二流だから、技術者もそういう路線になっちゃうのか。
業界でトップシェアを誇るような一流企業なら、こういう悩みは発生しないんだろうか。

ひどい日本語を添削しまくって図面を仕上げても、謎のプライドで元に戻すアホもおるからな。
困ったもんだて(ーー)
「技術的な知識のあるもの>日本語の知識のあるもの」という無意識の(あるいは意図的な)バイアスのせいなのか。
知らんけど。


そんなわけで、日々なんやかんやと言葉に引っ掛かりを覚えるので書き出してみた。



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プロフィール
HN:
じゅうぞう
性別:
女性
職業:
機械系CADオペレーター
趣味:
読書、いろいろ手作り
自己紹介:
活字ヲタク。本屋に居るだけで意味もなく喜び、雑誌はなるべく写真が少なくて文字が多いものを購入。東方神起をBGMに美味しいものをつまみながら読書して、疲れたら動物や自然と戯れ空を見あげてぼーっとする。そんな生活ができないものかと日々妄想中。