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2019年12月03日 (Tue)
ダンナの実家に帰省した前日、私たちの元同僚Yさんの奥さんが亡くなっていた。
仕事に行っていれば職場内で葬儀の案内などがあったことだろうと思う。
あいにく休んでいたのでぜんぜん知らなかった。

Yさんはダンナとは同郷で、独身時代はいっしょに車で帰省することもあるほど親しくしていた。
ダンナが転職してからは疎遠になっていたけど。

奥さんの長兄と私は同級生で、小中学校は同じところに通っていた。
互いの母親同士のお付き合いもあり、子供の頃からよく知っていた。
そんな彼女の結婚相手がYさんだと聞いたときは、たいそう驚いたし嬉しかったことを覚えている。

Yさんと私が同じ職場で働いていたのは15年ほど前のこと。
そこは毎日めちゃくちゃ残業が多くて、休日出勤もしょっちゅうだった。
Yさんは中間管理職だったのでいつも最後まで残っていた。
たまに夕方のスーパーで奥さんと会ったりすると、「今日も遅くなりそう?」と聞かれたり。

その後、私は転職。
10年ほどのブランクが経て出戻ったとき、Yさんから奥さんの体調が良くないという話を聞いた。
その当時の彼女はまだ40才だったから、さほど深刻には受け止めなかった。
たまたまちょっと体調を崩しているんだろうなーくらい。

会社でYさんと会えば「奥さん元気にしてる?」と挨拶がわりに聞く。
「ぼちぼち」という返事が何年も続いてくると、「あれ?」となり。
もしかして重病なのかなと思ったりもしたけど、根掘り葉掘り聞くのも憚られたのでそのままに。


ダンナが帰省の土産物を持参して、Yさん宅をハイテンションで突撃ピンポンしたら、訃報を知らされシオシオになって帰って来た。
その後あらためて二人でお焼香に。
結局どうして40代の若さで亡くなったのかは聞けずじまい。
前日まで特段かわったところもなく普通だったのに、翌日仕事から戻ったら亡くなっていたらしい。

大学生と高校生の子どもがいるからまだまだ頑張るというYさんに、どんな言葉をかけたらいいのやら。


ふと思ったのは、奥さんがうちのダンナを呼んだのかしら?ってこと。
ふだん旅行先で買う土産物は、自分の職場でのバラマキ用と弟妹や親戚用だけ。
友人や先輩後輩に買うことはない。
そんなダンナが「Yさんに土産物を買う」と急に言い出した。
珍しいこともあるもんだなとは思ったけど、特に気にしなかった。
土産物は私が渡すんだろうと勝手に思っていた。フロアは違えど同じビルで働いているから。

ところが、自分で持っていくという。
確かにすぐ近くに住んではいる。車で10分もかからない。
そんな近くに住んでいながら何年も行き来がなく、電話すらしてこなかった人が。
Yさん宅まで持っていくと。

出掛けるときのウキウキと、帰宅したときのシオシオの差。
お互いびっくりしたでしょうねえ。
てっきり弔問かと思って玄関あけたら、ハイテンションで土産物を持ってニコニコ立ってるやつがいるという図。
申し訳ない…。
知らなかったから…。


ダンナのとぼけた様子に少しでもクスッとなってくれたならありがたい。
仕事のしすぎはいかん、体が大事、家族との時間も大事。
そんな当たり前のことを3人で確認して、「じゃあね、体に気をつけてね」と互いに声を掛け合って帰って来た。


ほんとに気をつけねばな。



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じゅうぞう
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機械系CADオペレーター
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読書、いろいろ手作り
自己紹介:
活字ヲタク。本屋に居るだけで意味もなく喜び、雑誌はなるべく写真が少なくて文字が多いものを購入。東方神起をBGMに美味しいものをつまみながら読書して、疲れたら動物や自然と戯れ空を見あげてぼーっとする。そんな生活ができないものかと日々妄想中。